ささみの燻製、侮るなかれ。

ファッションを中心に、思ったこと

zozosuitはすごいぞ。

みなさんzozosuitは注文しましたか。送料込み200円なのでまだの人は今すぐポチってください。

 

もくじ

すごいzo

そんなにすごくないかもしれないzo

やっぱり便利だzo

 

 

•すごいぞzozosuit

 

まあそもそもzozosuitを作ったスタートトゥデイがそれでなにをやりたいかというと、客の身体のサイズがわかるようになればそれにあった服を提案できるようになるので、客も楽に自分に合うものを買えるようになるし店も売りやすくなるわけです。

 

例えば「今日なに食べたい?」「えーわかんないなんでもいいよー」「えーどーしよー」みたいな会話は世界各地で繰り広げられ、時にはそれを原因に紛争が勃発したりしていますが、そこでAIが「お前が今食べたいのはこれだ」と教えてくれるような感じです。世界平和に繋がるイノベーションだと思いませんか。今すぐにzozosuitを注文しましょう。

 

(ぼくの説明は大変雑であり、zozosuitのなにがすごいか、をわかりやすく図で解説している人が何人かいらっしゃるので、ここで紹介させていただきます)

@watari_unilabo さんより

https://twitter.com/watari_unilabo/status/933220424346775557

 

@kobaka7 さんより

https://twitter.com/kobaka7/status/933236607393472512

 

要するに顧客情報があれば強いぞ、ということです。アマゾンやグーグルも顧客情報が溢れているので強いらしい。

 

•そんなにすごくないかもしれないぞzozosuit

 

ところで、もちろんzozosuitに懐疑的な意見もたくさんあり、ぼくも実際zozosuitでサイズ情報がわかったからといってたぶんzozoではあんまりお買い物しません。なぜなら服にはサイズだけでなくデザインがあるからです。色や素材ももちろんのこと、そのデザインの裏側にあるカルチャーがあります。いくらサイズが合っていても、ダサいと思うものを提案されても困ります。

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その辺は購入履歴などである程度カバーできていくのかもしれませんが、ふと違うものにチャレンジしたくなったり、見たことないけどこれはすごい好きだみたいな服の出会い方は無くなるでしょう。

先ほどの例で言えば、zozosuitが現状教えてくれるのは何が食べたいか、ではなくどのくらい食べられるか、程度なのです。「おまえはいまこれくらい腹が減っているので、適量を出してくれる店はこれだ!」と言ってくれます。しかしそのあとラーメンをくうのか寿司をくうのかは自分で決めなければいけません。行ったことのないけれどもしかしたらめちゃくちゃ好みかもしれないベトナム料理屋はサジェストされません。世界平和は遠いことがわかります。

 

•やっぱり便利だぞzozosuit

 

じゃあなんに使えるんだ、というと、とりあえず食べなきゃいけないけどハズレ引きたくない時に大変便利なのです。

べつに最高の体験しなくていいから腹満たせたらいい、そんなときに無難なメシ屋がすぐ見つかればうれしい。

服もメシも嗜好品としての側面が強いイメージがあり、本当に好きなものを機械ごときにわかられてたまるかという感じですが、一方で生活必需品でもあるのです。

メシを食わなければ死に、服を着なければ社会で死にます。

ただ、必需品なのに選ばないとデメリットがあるのが服もメシも面倒なところで、極端に言えば160センチしかないのにLサイズのシャツを買ったり、少食なのに大盛りを頼んでしまうと悲しい結果が訪れるわけです。

それをzozosuitが解決してくれる(はず)。

下着類とか白シャツとかビジネススーツとか、あるいはシンプルなチノパンとか、ベーシックでなければならない必需品としての服をストレスなく買えるようになる。これは大変喜ばしい。特に、服を選ぶのが億劫だったりとか、興味ないし考えたくないとかいう人にとって抜群の便利さを発揮するのではないでしょうか。これちょっと世界平和です。zozosuit注文しよう。

 

AIに嗜好品までも提案される時代にほんとうの幸せがあるのかは考えものですが、願わくば、より多くの人に訪れるようzozosuitのさらなる発展を期待しています。

 

ていうより、服を買う時のネガティブな面が減るのでいろんな人が服を楽しむキッカケになったらいいな〜って、これはちょっと真面目に思っています。

 

というわけで久しぶりにファッションの話でした。